『こんなこと書きたい』を考えてみた
ブログをやめたり始めたりウダウダ・ゴロゴロしながらまた戻ってきました。
ブログで何を発信したいかをモヤモヤと考えていて、
そうだ!難しか考えず、『こんなことだったら書きながらワクワクするかも』
というアイディアを書き出してみよう!と思いこの記事を作成中。
経歴
- フィリピン留学 【2か月】
- クイーンズランド大学(オーストラリア)留学 【半年】
- 国際協力の仕事【3年間】
- データサイエンティストを目指してプログラミングスクール【半年】
- データサイエンティストの卵として就職【〜現在】
こんなこと書きたい!リスト
- 留学前にどんな英語の勉強をしてたか
- フィリピン留学の体験談
- オーストラリアでの交換留学のこと
- 国際協力の仕事のあれこれ
- データサイエンティストへの転職に際してやったこと
- 節約・プチ投資のこと
- 最近家を買ったこと
- ベランダで育てている野菜やお花の成長記録
転職について・・・国際協力からデータサイエンティストへ
国際協力機関で過ごした3年間と
業界も職種も全く異なる新しいキャリアを
9月にスタートしました。
ここまでの経緯を自分で振り返りたいと思います。
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⬛︎転職を決めるまで
⬛︎転職を決めてからデータサイエンティストになるまで
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⬛︎転職を決めるまで
私が転職したきっかけは、
1 将来への漠然とした不安
2 自分の得意なことを伸ばしたい
といったことに集約されるかと思います。
1について・・・
国際協力の業界は、お給料が本当に少ない。
ぶっちゃけると
私の年収は、400万円未満
雇用形態は、一年ごとの契約社員
5年以上は在籍できないというリミット付きでした。
意義を感じる仕事をしたい!と思ってこの業界に入ってきたので、全くそこは悔いはなかったけれど、
将来のことを考えた時、自分は一生この年収だろうか、
子供ができても、好きな習い事をさせてあげたりするのは難しいかな・・・
などと、思ったり、
国際協力の業界で働いていても、
いつでも他の業界に移れるような特殊スキルがあるわけでもないため、
このままこの業界に居続けて年齢を重ねることに
ぼやっとどこかで不安を感じていました。
2ついて・・・
国際協力で私が携わっていたことは、プロジェクトマネージャー的なお仕事でした。
プロジェクトの設計と、開始後はうまく回るように調整をしていくお仕事です。
ある時ふと、
文系のお仕事って、突き詰めると調整のお仕事、つまり今やっている仕事のようなこと、なのかな?
と思ったことがありました。
調整のお仕事、苦手ではなかったのですが、なんというか表現しにくいですが、
私の一番得意なこと、ではないという感覚がありました。
私が得意と感じていること、それは、
・数字を使って計算すること(エクセルの関数とか組むの大好き!)
・ゼロベースでぼやっとした概念を整理してかたちにすること(企画とか大好き!みんなの話をまとめて、つまりコンセプトはこういうこと?みたいなの考えるの大好き!)
といったことでした。
なんらか、将来のために自分の得意分野を活かせるキャリアにしたい。
と思って、紆余曲折経て、たどり着いたのが
『データサイエンティスト』
よく
データサイエンティストの能力
= コンサルティング力 +エンジニアリング力
と言われますが、
いわゆるエンジニアさんの工学的な知識は全くど素人なのですが、
少なくともお試しでやってみた限り、
Pythonでコードを書くことや、機械学習の行列計算などの数理処理を勉強するのに大きな抵抗がありませんでした。
そして、
友達にコンサルタントが複数人いるのですが、これが皆さんすごい活躍していて、
そう、コンサルタントへの漠然とした憧れ(・・・はい!憧れです!\(//∇//)\・・・!)がありました。
仮説思考やゼロベース思考などの本を読むのも好きで、
瞬発力に自信はないが、思考力ではまあまあ戦えるのではないか、
という感触がありました。
こういったことが相まって、
おお!データサイエンティストこそ
私の求めていたキャリア!
としっくりきた仕事だったのです。
⬛︎転職を決めてから
◯国際協力の仕事をしながら3ヶ月間の独学
◯ 本格的に転職を決意して退社!
◯機械学習・プログラミングを学びにフルタイムのスクールへ
◯苦難の転職活動
・・・こちらはまた次回書こうと思います(*≧∀≦*)
読書メモー頭がよくなる議論の技術
どうして日本では、
欧米諸国、なんなら中国や南アジア諸国のように
自由闊達に議論をしないの?
という冒頭の問題提起。
ところで、途上国の人と関わる中で、
議論する力って本当に大切、としみじみ思います。
自己主張の強さランキング(ほぼ偏見)
バングラデシュ>>スリランカ>>>>(中略)>>ネパール>フィリピン>ベトナム=モンゴル>ミャンマー> ラオス=カンボジア
※フィリピンは英語力が高いので、主張がはっきりしているように見えるだけかもしれません。フィリピン人皆さんいい人ばかりだよ!
南アジアの人は、現場で話しかけられると、正直、ドキッ!とします。
それから、何かを依頼しても、
期限を守らないし、しかも謝らない!!
あんた!まず謝りなさいよ!こらっ!!
って出かかっているのを押し殺して、
“Ah it’s alright ~” って言ってしまいます。
脱線しましたが、
日本人が自己主張が弱いことについて、
私自身は
「日本人独特の空気を読む民族性のせいでしょ?」
と決めつけていましたが、
本書で新しい切り口を教えてくれたことが心地よくて、
どんどん読み進めてしまいました。
高度経済成長、人々の関心は、マイホーム主義に代表される自分自身の経済力へ向かってしまった。
さらに追い打ちをかけるように、
盛んに議論が行われた大学闘争が警察の介入で失敗し、
左翼が声高に主張し続けた社会主義の矛盾が、ソ連崩壊によって露呈してしまったことを受け、
「議論なんてしても、むなしいだけ・・・・」
というムードが出来上がってしまった、
ということ。ふむ!なるほど(*´꒳`*)
そして、
謙虚であることは大切なのか?
という点について、
「その方が日本人社会では受入れられるから、日本では大切なんじゃ・・・」
ということ以外の解説が聞けたことも、とっても良かったです。
謙虚さが大切な根拠は、「弁証法的思考」。
高校では、「古代ギリシャの議論の方法論ですねー」と習いましたが、
「あー!これって人間の本質なんだ!」と気づけたことが、とっても爽快です!
つまり、何かというと、
誰か他人との対話を通して、
自分の話の中に矛盾があった、考えが甘かった、知識が足りなかった 等
気づきを得ることができます。(謙虚な気持ちでいれば)
この気づきを通して、
もっとたくさんの知識を得て、考えをより深化させたり、
反対意見をとりこんで、それと矛盾しないような新しい考えに昇華させたり
することができます。
そして、この弁証法的思考が
個人の考え、だけでなく、社会の発展や、科学の進歩、さらには人類の進化においても、
異なる理論を取り入れながら、より高みへ発展させる
という点で共通するということも、面白いです。
(いい例えが思いつかないですが・・・。)
さらに、ここで、多様性がいかに大切か、の説明についても、なるほど!と納得します。
「異なる理論を取り入れながら、より高みへ発展させる」
ということは、逆に
異なる意見がなければ、考えは深まらない。理論も発展しない。科学も停滞してしまう。人類も進化しない。
ということになりますから、
多様な価値観を交わらせることが大切! ということになります。
うん。納得!
そしてさらに、多様な価値観を活かすには、
「自分の考えは、絶対であることなんて、あり得ない」
という謙虚な姿勢が大切だ、という論にも賛成!
だって、えらい先生の科学的な主張でさえ、往々にしてひっくり返りますもんね。
○○したら、痩せる!とかのダイエット法が毎年流行しますけれど、
試してみたら、全然痩せなくて、
後で、そのダイエット法の欠陥が判明!
みたいなことがよくありますよね。
(これは、メディアの誤った扇動にも大いに非がありますが・・・!)
そういうわけで、私が考える何かの仮説、
例えば「○○したら、私の会社もっとよくなる!」みたいなものは、
そもそも完璧な理論であるはずがない、ということ。
つまり、
「私の考えなんて、絶対欠陥があるはず! 」
という謙虚な気持ちで、周囲の人の意見に耳を傾け、
自分の考えを「弁証法的に」より良いものにしていこう!
という姿勢が大切なんだ!
ということを勉強させて頂きました。
極論、謙虚な気持ち、が人類を進化させるのだとすると、
日本人って、その点で秀でている(と言われている)から、
訓練すれば、それを強みとして、グローバルな場で活かせるのでは?
例えば、国際会議で、何かについて議論する場面で、
いいファシリテーターになるのでは?
なんて、ふと思った次第です。
そういえば私、
途上国の人とのディスカッションの場で、
ファシリテーターの役をするのは、
結構好きだったかも・・・
もしかしてもっと伸ばせば活きるスキルなのかな。
2018年9月22日 読了
読書メモー貧困大国アメリカ
市場経済の抱える課題と市場原理主義の加速した社会に対して恐怖してしまい、
日本がどのような社会を目指せばいいのか、
自分はどうやってそれに貢献すればよいか、
について深く考えさせられた内容でした。
市場経済を突き詰めたアメリカ社会の裏に存在する大勢の貧しい人々について、
ここまで思いを馳せたのは初めてでした。
特に印象的だったのは、
格差社会が、戦争を支持する社会構造になっている ということ。
・ アメリカの軍のリクルーターが、貧困層の若者、経済的困窮者に対して、あまりにも露骨な勧誘活動をしている
・ リクルートされる貧しい人々も、「イデオロギーのためではなく、生活苦から」、軍人として入隊する、もしくは戦地への派遣要員として登録する
というWinーWinな関係が出来上がってしまっていることに衝撃を受けました。
経済性至上主義は、人の人としての価値を無化させ、歯車の一つにしてしまう。
民主主義のあるべき姿は、個人としての人や、歴史、人間の尊厳が、他の何にも勝り重要視される社会構造である。
といった趣旨の、著者の考える理想の民主主義の在り方についての意見、とても考えさせられました。
ここで私自身の反省も告白。
個人的な話になってしまいますが、
会社で組合の執行部になったので、働き方改革を進めています。
「みんなが早帰りするはどうしたらいいのかな?」
「みんなの残業時間、どうやったら減らせるかな?」
ということを考えてきましたが、
これらの方向性って、少し表面的だったかもしれない・・・
と反省するきっかけになりました。
というのが、残業時間を減らすために
「無駄な書類作業をやめよう!」
「非生産的な社内手続き、もっと簡略化しよう!」
といった感じで、
効率化のことで頭がいっぱいになっていました。
でも本書の通り、効率化だけを追い求めてしまうと
働いている人たちのやりがいを奪ってしまう可能性があること
に気づかされました。
特に私の会社は、民間とは違って、
人助け=やりがい
と考えている人がほとんどなので、
「働いている人のやりがい」
を大切にしていかないといけないと。
そこで、上記の反省を踏まえまして、
今は、少し働き方改革に対する考え方を変えることにしました。
現在は、
やりがいのない業務(個人的には社内手続き関係の業務)を削減して、
そのかわりに、やりがいがある仕事ができる時間増やしてあげられるような仕組み作りを目指せば、
働いている人がもっとハッピーになれる会社になるかな、
なんて考えています。
国際協力の仕事にやりがいを感じる人たちが、
心から仕事を楽しめる環境を作れたら
最高だな・・・(*´꒳`*)
なんて野望を抱きつつ、
組合活動の方も引き続き頑張りたいと思います。
最後にお気に入り箇所を引用
あとがき部分から
「無知や無関心は「(世の中を)変えられないのでは」という恐怖を生み、
いつしか無力感となって私たちから力を奪う。だが、目を伏せて口をつぐんだとき、
私たちは初めて負けるのだ。そして大人が自ら舞台を降りた時が、
こどもたちにとって、絶望のはじまり、になる」
「未来を選び取る自由を決して手放さないと決めた世界中の仲間たちへ」
2018年9月29日 読了